IRt&IRrシリーズ、IRpの通信フォーマット&わたなべ企画が販売する機器のフォーマット |
1.IRt&IRrシリーズ 2000年10月10日〜販売開始 リーダー部 : アクティブ=6±1msec→ノンアクティブ=6±1msec データ部(標準品): 48ビット構成(ID=32bits/Data=16bits) − 2000年10月〜 データ部(拡張版): 64ビット構成(ID=32bits/Data=32bits) − 2007年07月〜 最終ビット確定の為のターミネーター(ストップ) : アクティブ=6±1msec フレーム間隔やリピーターは機種により異なる。ノンアクティブ5〜10msec後次フレーム またはリピーター6msec+1を1bitを繰り返し送信。 約37〜38KHz(発振子によって変化します)D=約36%と約50%の2種類 ![]() ![]() このフォーマットは、本サイトで「わたなべ企画が家電協フォーマット」と呼んでおります通信フォーマットの構成に類似しております。 基本的に異なる部分は以下の通り。 ○リーダー部のアクティブの長さ。 ○リーダー後のノンアクティブの長さ。 ○データ最後尾のマーカー(ストップビット=アクティブ)の長さ。 ○ラッチバージョンは1フレーム送信後送信無し。 ○キー同期バージョン(IRt2など)はフレーム間のノンアクティブ部の長さが異なります。 ◇データ構成(内容の照合等)で競合も避けられますが偶然の一致は否定出来ませんので、IRt&IRrシリーズでは リーダー部や最後尾のマーカーの長さも通信成立の重要なチェック項目にしております。 ◇データー部は0,1ともに長さが異なりますが誤差範囲内で区別出来ません(データの持つ意味は異なります) ◇家電協フォーマットの赤外線リモコンを受信する機器を製作(製造・販売元以外の企業や個人において)されます場合、 すべてのアクティブ部、ノンアクティブ部やデータ構造を厳格に検査照合するプログラムをおすすめいたします。 ※送信側=IRt,IRt2,IRtS、IRt2S,IRtSBe,IRt2SBe,IRtSi / 受信側はそれぞれ選択したマイコンで動作が決定。 IDは1セット毎、または複数セット同一ID(HEXファイルでの焼き増しは同一ID)での販売です。 ※拡張データを持つ機種=インターネットやLAN環境で使用するネットワークI/Fカードなどの「LINKやリロード」などの情報を、 赤外線受信側に送信する機種。 ※ID(データ構成)は非公開、全販売IDについて弊社が管理しております。 ※販売先、お取引先(企業、団体、個人を問わず)は一切公開いたしません。 ◇2007/07/01〜 拡張版のデーター部をターミネーター(ストップ)後に8bit付加→ターミネーター前、データ連続32bitに変更。 1フレーム長を32bit+32bit=64bitに変更。 |
2.IRp 2004年2月11日販売開始 リーダー : アクティブ=2msec / ノンアクティブ=2msec データ部 : 8+1/2ビット フレーム間隔 : 外部制御(パラレルデータ数)で決まる。 約38KHz(発振子によって変化します)D=約50% ※このフォーマットはデータ長が短く単純ですので、ご使用の環境下での検証を十分行ってください。また、IRp同士の通信でも 赤外線リモコンなどの影響を受けやすいので、通信プログラムを複雑にする事をおすすめいたします。 パラレルデータ転送の例:02H,データ1,データ2,データ3,Bcc,03Hなどと構成して下さい。 (02H,03Hはパラレルポートと無関係、データ*はパラレルポートに設定したデータ) エラーが容認出来る場合は単純にパラレルポートの状態(1バイト)の通信でOKです。複数回送信でも精度が向上します。 |
2.IRBsi 開発中(↑IRpのシリアル版) リーダー : アクティブ=2msec / ノンアクティブ=2msec データ部 : 8+1/2ビット フレーム間隔 : 232Cからの送信バイト数で決まる。 約37〜38KHz(発振子によって変化します)D=約36%と約50%の2種類 |
4.リモコンブースター 受信 : NECフォーマットおよび家電協フォーマット 送信 : 受信データを正規フォーマット、パルス幅整形で再送信します。 NECフォーマット : 約38KHz/D=33% 家電協フォーマット : 約36.7KHz/33% ※NECフォーマット、家電協フォーマットは標準フォーマットに対応し、データビットを拡張した リモコンには対応しておりません! @NECフォーマットのビット構成はこちらのページを参照してください→IRxANN A家電協フォーマットのビット構成はこちらのページを参照してください→IRxANK |
5.簡易評価ツール tバージョン 受信 : NECフォーマットおよび家電協フォーマット 送信 : 受信データを正規フォーマット、パルス幅整形で再送信します。 NECフォーマット : 約38KHz/D=33% 家電協フォーマット : 約36.7KHz/33% ※NECフォーマット、家電協フォーマットは標準フォーマットに対応し、データビットを拡張した リモコンには対応しておりません! @NECフォーマットのビット構成はこちらのページを参照してください→IRxANN A家電協フォーマットのビット構成はこちらのページを参照してください→IRxANK BSONYフォーマットのビット構成はこちらのページを参照してください→IRxANS |
6.学習受信”IRxシリーズ”はAV機器メーカーの赤外線リモコン受信専用です。 |
NECフォーマット(NEC管理)、家電協フォーマット(協会管理)、 メーカー独自のフォーマット(SONY,三菱,JVC等々)は勝手に使用することが 出来ませんのでご注意下さい(受信は特に問題ありません) 趣味で製作(送信器)した場合でも周辺機器の動作に十分配慮してください。 使用する自己の環境だけでなく隣家(窓越し)への影響も考慮する必要があります。 ・熱器具→発煙、発火、火傷など。 ・動力機器→怪我、破損など。 ・電力機器→無駄運転、怪我など。 管理されていないカスタムコード(メーカーコード)やデータを送信する場合は 十分注意が必要です。◆このような送信はおすすめ出来ません◆ 解放されているカスタムコードを使用する場合も同様に注意が必要です。 学習受信においても出力で熱器具、動力機器、電力機器、商用電源の入り切りは おすすめ出来ません。 「近傍のAV機器の操作で意としないON/OFFが起きる可能性があります」 |
ビット拡張やフォーマット変形を行ったリモコンの受信やリモコン評価ツールは 別途ご指示下さい。 |
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赤外線リモコンを使用した機器を販売されております企業より、フォーマット重複等の解決の為に 開示要求があった場合は、協議の上詳細を開示いたします。原則として赤外線リモコン(通信)を 使用した機器の販売実績を持つ企業様に限らせていただきます。 (設計の参考にされる開示要求はご容赦下さい) |