▲戻る  2017.03.19更新

☆☆☆ Windows10 ハイパーターミナルの代替例 参考資料 ☆☆☆
 ((( MS−DOSのテキストファイルを〜Windows10へ転送する例 )))



●PC−9821(MS−DOS5.0A) −−− COPYAから
●LaVieG(10Windows10) −−− Tera Termへ転送

 年代物の9821ノートパソコンの多くが、電源が入らない故障、フロッピィディスクドライブの故障を耳にしますし、
 当方でも数台の故障を経験しております。
 現在はフロッピィディスクドライブやシリアルポートが無いパソコンがあたりまえですので、
 データーの移動や接続ハードウェアの組み合わせを工夫しないと古い設備機器のメンテナンス
 対応出来ない事もあるようです。
 (普通は中古のPC98や中古のフロッピィディスクドライブを購入するらしいのですが)
 お客様の中に設備メンテナンスでDOSマシン内のデータが必要だとの相談がありましたので、
 1990年代のMS−DOS5.0AとWindows10でのテキストファイルの転送を行ってみました。


<転送例>
・PC9821(MS−DOS) フロッピィディスクドライブ故障、または、無し、
 COPYAコマンド起動 → HEXファイル&Cコンパイラヘッダファイル転送側。
 ↓↑
【98ノート用シリアルケーブル − リバースケーブル − シリアル−USB変換ケーブルで接続】
 ↓↑
・ノートパソコン(Windows10) フロッピィディスクドライブ無し、シリアルポート無し、
 TeraTerm起動 → 受信しクリップボードへ → ノートに貼り付け → 〇〇〇.HEXの
 ファイル名を付けて保存 → USBポート仕様の書き込みツールでメモリーに書き込む。


■転送出来るファイル(テキストファイル)
 ・C言語ソースファイル   ・アッセンブラソースファイル  ・インテルHEXファイル
 ・制御データ         ・プリント基板ガーバデータ等々が転送可能です。


              < ↓ COPYA 実行画面>
送信側MS−DOS PC9821
 ・無難な9600bpsを設定しておきます(switchやspeedで)
 ・MS−DOS COPYAを起動し転送するファイル名を設定します。
 ・準備OKなら実行。

                              < ↓ インテルHEX形式ファイル>
受信側 Windows10
 ・Windows10側はTeraTermを起動し、232C回線を選択します。
 ・回線が検出されていれば受信状態で待機します。
 ・受信が完了しましたらクリップボードの受信データをWinノートなどへ貼り付け、「名前を付けて保存」
 ・以上で受信完了。

                              < ↓ Cコンパイラ ヘッダファイル>
受信側Windows10 TeraTerm
      ↑ Winノート画面                 ↑  TeraTerm画面

232c接続ケーブル
   ・98ノート用シリアルケーブル(Dsub25ピン変換ケーブル)
   ・リバースケーブル(Dsub25ピン− Dsub9ピン)
   ・USB−シリアル変換ケーブル(Dsub9ピン)で接続します。

Windows7〜Windows10でのハイパーターミナル代替え例やUSB−シリアル変換ケーブル
  使用例も掲載しております。
※WindowsXPの場合はハイパーターミナルが使え、シリアルポートを装備しているパソコンでは、
  リバースケーブルのみの接続で転送可能です(古いマシンがフロッピィディスク無し、故障の場合)
  但し、アッセンブラソースなどの行数が多いテキストファイルはTeraTermを使うことをおすすめします。

                        わたなべ企画
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