@スピーカー・真空管を外し、綿ぼこり、ネズミの糞、ホコリ等を丁寧に除去しブラシで磨く。 A箱・シャーシ・真空管を雑巾で磨く、スピーカーはフレームのみ磨く。 Bバリコン内のゴミをブラシで丁寧に除去する。 C約半日間虫干しをする。 Dさびつき&引き出し線無しのスピーカーを修理する。 ・可動板のスキの錆を落とし、カッターの刃が隙間を通る程度まで丹念に錆び取りをする。 ・コーン紙両面の異物のコビリツキを丁寧に取り、柔らかいブラシで掃除する。 ・コイルボビンの引き出し部をカッターで少しエグリ、引き出し線の一部を半田付け 出来る長さまでエグル。引き出し線をカッターの背で擦り腐食(緑青)部分から銅色が 見えたらOK,細い撚り線で引き出しラグ端に接続する。 ・アナログテスターの抵抗レンジで抵抗測定をし”ザりザリ音”が出ればOK E本体の修理 ・真空管の足およびソケットの腐食を磨き、接触不良を無くする。 ・腐食し断線した電線を交換。 ・腐食し溶けた部品のリード線を外し、部品根元から新しいメッキ銅線を半田付けする。 ・部品のリード線の半田付け部分を、ラジオペンチの先で引き抜いてみる。 腐食でトンネル(見た目は接続されているが接続されていない)の場合引き抜ける。 リード線を磨き半田付け直しをする。 ・怪しそうな半田付け部分を半田付け補強を行う。 F箱組する前に真空管を挿入し、フューズ、再配線部分等を確認する。 G電源を瞬時入れてみる(即断出来る状態で) ・配線、部品から異音、発熱、発煙の無いことを確認する。 HONすると”ブーン音” → 約2分後”ブーン音”が小さくなる。 バリコンを回すと、どこかを◆めでたく受信◆ アンテナ無しで、NHK東京第一放送、NHK東京第二放送、他2局(小さく)受信! ☆約三日間の奮闘で、ほぼオリジナルの状態で復活しました。 部品はすべてオリジナルでOKでした。端子根元からリード線を交換しますので 拡大鏡を使い、端子部分をエグリ、メッキ線を接続しながらの修理となります。 根気必須! 部品交換は無くほぼオリジナル部品で復活しました。 配線は交換した方が漏電や発火の危険性は無くなります、が、 安全(発煙、発火、漏電等)を考慮し、ポリ袋で覆い実験室の展示物に! |
並四ラジオ、12Aとマグネチックスピーカーでは、現在よく言われております 真空管の”よい音”とは無縁ですし、小生の年代では”なつかしい音”でも無く ”レトロ調の音”と表現するのが良さそうです。 この後出力管は6ZP1に変更されたようです。 |
この修理は気短な人には無理かも? マグネチックスピーカーと言われるスピーカーでコーン紙は健全でした、が、 引き出し線は腐食で無くなっておりましたのでボビンをエグリ半田付けを行いました。 コイルのレアショートは無さそうです。可動版の錆取りとギャップの掃除は根気が必要です。 |
ST管5球スーパー : オークションで安価で購入しました。 作者(メーカー)不明、アマチュア自作品の様な作りで戦後作と思われます。 ブロックコンデンサー(電解)がオリジナルでは無くシャーシ内に配置されてました。 掃除を行い、ボロボロ砕ける配線(高電圧部分)を交換し、スピーカーをコネクタ接続としました。 ダイアルスケール・ストリング関連を外し、バリコンにつまみを直付け、パイロットランプ直付け、 木箱は処分で、画像の様な形で実験室の展示物に。 購入時の出力は42でしたが、整流管が12Fなので6ZP1(上画像)に差し換えております。 受信はアンテナ無しで昼間NHK東京など3局受信できます、ノイズの方が大きい状態です。 |
MT管5球スーパー、ナショナルDX365、昭和35年製 : オークションで購入しました。 子供の頃よく見かけたラヂオで懐かしい! 掃除を行い、切れているパイロットランプを交換・・・電源ON・・・受信OK! この頃のラジオは2スピーカーが流行ったらしい、記憶にあり懐かしい姿と音です。 アンテナ無しでMWはOK、SWは受信出来ませんでした(現在、放送あるのか?) 実験室の展示物3台目に! ※実験室ではディジタル機器ばかりなので、最新のラジオでもAM受信は大きなノイズばかりで 良好な受信が出来ません。 特に監視カメラのノイズは、費用面できついので同軸ケーブルを使って無い所為か、 部屋中まき散らしてる感があります。 低感度な並四でNHK東京第二を聴くのが一番良いという皮肉な状況です。 |